レンテ ミュージック スペースでは、レッスンピアノとしてグランドピアノを使用しています。
カワイ楽器製作所のSK-3でレッスンをすることができる数少ないピアノ教室の一つです。
グランドピアノをレッスンで使用することは、アップライトピアノでのレッスンに比べて多くの利点があります。
アップライトピアノとグランドピアノの違い
アップライトピアノとグランドピアノとでは鍵盤の構造が大きく違います。その結果、3つの大きな差が生まれます。
1.響き
アップライトピアノは箱型であるため音が壁に吸収されやすいという弱点があります。一方グランドピアノは響板があること、それに加えて開けられる蓋があることで、立体的に響く音を出すことができます。
その「立体的な音」を常に聴くことで、「聴く力」が養われます。
2.表現できる音色の幅
グランドピアノはアップライトピアノよりも響板が大きいため、生み出せる音色の幅が飛躍的に広がります。 練習を重ね上達していく過程でこの「音色の幅」が「表現の幅」となります。
弾き方によって音色が変わる。それに気づくことにより表現の幅を広げていく喜びにつながります。
最終的に「自分の音色」を探すことになるのです。
3.連打回数
連打回数とは、一秒間に同じ音を何回出せるのか?ということです。
これはピアノのアクション構造(鍵盤をたたいて音が鳴るまでの構造)によります。
アップライトは1秒間に7回、グランドピアノはその倍の14回の音を出すことが可能です。
この差により、奏でられる曲の幅が広がり、結果的に連打を多用する複雑な曲をマスターすることができます。
以上がレンテのレッスンにグランドピアノを使用する理由です。
SK-3を採用した理由
グランドピアノでのレッスンの利点をさらに引き出すために、レンテではSK-3(SK:SHIGERU KAWAI)をレッスンピアノとして採用しました。
SK とはカワイの技のすべてが注き込まれたピアノであり、クラフトマンの情熱によって具現化された「革新的なピアノ」です。
参考:Shigeru Kawai-グランドピアノ-河合楽器製作所
美しくふくよかで豊かな音色を奏でるグランドピアノでレッスンすることにより、技術的に弾けるようになるだけでなく、「こんなふうに弾きたい」という思いを実現する喜びを味わってほしい。
そんな願いがこめられています。